CAPTCHA続報

スパムを防止するCAPTCHAが新しい技術開発を進めるかも知れないなどと考えていたが、もっと泥臭い話であった。(ZDnet記事:GoogleのCAPTCHA実験が的外れな理由

CAPTCHAは人間にしか解読できないような画像をみせて、その答えを入力させ、機械による自動登録を防止するシステムであるが、なんと、この記事によれば、画像の解読には、開発途上国のオペレータが人海戦術で解読を行っているというのである。人間が判断できる仕掛けは、解読されてしまうと言うのである。逆に、人間に、より易しくなれば、人海戦術はもっと効果を上げてしまう。

この記事では、人海戦術を仲介するシステムに大量の解読依頼をおくり、料金体系を壊してしまう対策が考えられるとしていたが、人間が行っているとなれば、対策は考えられる。
例えば、地域限定になるが、日本向けには漢字かな混じりの画像かクイズという手が考えられる。これを解読できる人間は日本人か日本語のできる人で、開発途上国で1時間2百円程度で働く人はいない。

画像の向きと言うことでは、文化的背景を考慮することで、対策がとれる。例えば

  • 国旗の左右 – 三色旗やイギリスの旗など自国民でないと左右の間違いを即答するのは難しいものは多い
  • 民族衣装の右左 – チマチョゴリや剣の下げ方(ただし割と万国共通かも知れません。)
  • テーブルセッティング – ナイフ、フォークを使わない地域を排除できます。箸の向きや、椀、お皿、グラスの配置も使えるでしょう。
  • 風景写真の左右 – 日本人なら富士山が左右逆なら分かりますが、外国人には難しいでしょう。同様に、ゴールデンゲートブリッジなど見慣れている人にしか左右が分からないものはあります。
  • 名画 – オペレータが開発途上国と言うことで、世界的名画も使えるかも知れません。モナリザがどちらを向いているか、最後の晩餐のイエスの顔の向きはと聞かれれば、難しくても、画像を観れば、見慣れた方向はすぐに分かるでしょう。
  • 紋章 – 文字部分は隠さなければいけませんが、企業ロゴなどでも使えるものもあるでしょう。

こうして考えると、まだまだ、コンピュータが入り込めていない人間の脳の領域がスパム対策として使えるようだ。

 

 

 

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