情報処理推進機構セキュリティセンター、IPAが夏期休暇の前のセキュリティ確認を呼びかけている。(ZDNet記事:夏休み前にセキュリティチェックを、IPAが対策リストを公開)
お盆休みの悪夢といえば、2001年のCode Red IIが思い出される。その年の7月に蔓延したCode Redの亜種で、Code Redが欧米の対岸の火事と見ていた、日本でも、被害がでて、一般のニュースでも報道される騒ぎとなった。
弊社の顧客でも、夏休み明けに、会社に戻ったらいつまでたってもパソコンが立ち上がらないなど、数社で被害を受けた。
その当時とくらべ、PC利用者の意識も高まり、ウィルス対策ソフトの導入や更新、スキャンの必要性への認知も進んでいるが、相手の手口も巧妙になってきている。
仕事で利用するPCはできるだけ、アプリケーションの導入やプラグインの導入は避け、最低限の機能で動作させることが、障害の確率を下げる。本来、新しいアプリケーションを導入して、新技術にふれることがパソコンを利用する醍醐味であるが、ウィルスやマルウェアと呼ばれる悪意をもったプログラムがはびこる現状では、個人のパソコンで自宅で楽しむのがルールである。また、自宅から会社へファイルなどを持ち込まないことも大切である。
「休みには、仕事を忘れ、楽しめ」という啓示と思い、仕事は家に持ち帰らないのが、会社や自分のシステムを守る一番の近道である。