|
フレーム構造とは、ホームページの黎明期によく使われていたホームページの画面構成で、ナビゲーションであるメニュー部分と、ページの内容の部分が別々のページで作成され、フレーム設定ページで組み合わせて表示させているものです。
次のような利点がありましたが、現在では後述の短所が強調され、新しいサイトを制作するときには、ほとんど提案されません。
- コンテンツ(記事の部分)だけスクロールしても、ナビゲーション(メニュー)が定位置にとどまり、別のページに移動しやすい。
- メニュー部分が独立しているので、サイトに新しいページを追加しても、独立しているメニューページ、1ページだけを修正すればよい。(ページ内にメニューが組み込まれている場合、全ページのメニュー部分に対して、更新を行う必要がある。)
- ページを切り替えても、毎回同じである、ヘッダーやメニューは読み込まれず、コンテンツだけが読み込まれる。(送信時間が短くて済む。昔のインターネットは今より1000倍は遅かったので、快適に閲覧が可能でした。)
- 検索エンジン対策としては、毎回繰り返されるヘッダー、フッター、メニュー部分を考慮しなくて良く、内容部分に集中できた。
現在では以下のような短所が強調されています。
- 初期や一部の検索エンジンでフレーム構造を理解できず、ページが検索エンジンに掲載されなかった。
いまでは、フレーム設定も解読してくれますが、次の問題が生じます。
- コンテンツ部分のURLでは、ナビゲーション、メニューが現れず、他のページに移動できなくなる。(フレーム全体が再構成されない。)
検索エンジンの結果には、このURLが使用されるので、サイトにせっかく誘引できても、他のページを見てもらえない。
- 閲覧者は、ページを移動してもトップフレームのURLしかブラウザ上に表示されていないため、ブックマークや他の人にURLを連絡する場合、常にトップページとなってしまう。対象となるコンテンツがある正しいページを伝えられない。
- 異なるフレームを更新する場合、どの表示フレームを更新するのか指定する必要がありますが、この設定は視覚障害者に受け入れられず、非推奨の規格となった。
適切に処理すれば、改善する方法はあったのですが、すっかり、敬遠されています。CMSやブログなどは、自動でメニューを構成してくれるので、手間を気にかけなくなったこともあるでしょう。制作ソフトもメニュー管理してくれるので、企業ページなどでは、今やほとんど採用されていません。
必ずしも、絶対に使用してはいけないというものでもありません。必然性があれば、利用可能ですが、適切に処理をするには、非推奨規格を使わないなどの考慮が必要で、いまでは、かえって手間のかかる構築方法となってしまいました。
|