そこで、検索順位を上げるために、SEO、検索エンジン最適化が重要と言われるようになりました。検索エンジンは自動処理プログラムですから、そのプログラムが順位を上位と判定する流れに沿って、ホームページをつくれば、上位に表示されるはずであるというのが検索エンジン最適化の考え方です。一方、検索サイトは、より、性能をあげる(=情報を検索する人が一番有益と考えるサイトの検索順を最上位にする)ために日夜プログラムの改造を行っています。そのため、一時的に検索エンジンに最適化できても、次の瞬間、そうでなくなっている可能性もあります。また、この検索プログラムは非公開ですので、誰も確実に最適化できたと断言ができません。
ついには、SEOを極端に進め、サイトを訪れる人よりも検索エンジンに目的を絞ったサイトが現れました。検索サイトはそのようなサイトにペナルティ(検索結果から排除するなど)まで課すようになりました。
結局、安定的に検索順位を上位に保つ、究極のSEOとは、
- サイトを訪れる人に、有益な情報を判りやすく掲載すること
- 有用なコンテンツとわかりやすい構造をもったサイトをつくること
になります。しかし、結果が出るまでに数ヶ月〜半年を要します。
検索サイトの発展
初期の検索サイトはキーワードに対して、なかなか、それにあったページを結果として表示してくれませんでした。したがって、検索結果を何頁もチェックして、自分の希望するサイトを探し出していました。
このときから、ヤフーには人間が判断して登録するディレクトリー型の検索サイトがあったため、多くの検索サイトより、短い時間で、よい結果を探し出すことができていました。
その後、グーグルが検索プログラムを発展させて、非常に良くキーワードにマッチしたページを表示するようになりました。検索プログラムは自動でページを探し出すため、ディレクトリー型に比べずっと、掲載数が多く、最新の結果を表示することができました。また、最初のページから期待通りのページが掲載されるので、あまり、多くの結果を吟味することもなくなりました。ヤフーのページ検索は、グーグルと同様に、プログラムによる登録が行われています。